本学は独立行政法人国際協力機構(JICA)北陸センターと連携し標記の研修を平成24年度から実施しており、研修員の受入は今回を含めて7回目となりました。
本研修は、12月5日(木)から12月17日(火)の13日間の研修期間で、将来、自国にて予防医学?公衆衛生分野における実施体制の課題解決を担うリーダーとなるための知識と意識の向上を目的に実施しました。11名の研修員(医師、助産師、看護師、薬剤師)は、本学で地域保健医療に関する基礎的な知識について講義を受けた後、石川県庁、一次医療、二次医療、三次医療の施設、保健所、市町保健センター、予防医学協会、保健環境センター、山間部の診療所、かかりつけ薬局等の視察を行いました。研修員は、自国の現状における課題を改善するための対策(感染症予防対策、母子の健康増進対策、高齢者へのケアの充実等)について高い関心を寄せ、積極的な態度で丁寧に学んでいました。また、研修中には本学茶道サークルの学生との交流もあり、日本文化に触れる機会となりました。
研修最終日の12月17日(火)に開催した成果発表会では、研修員全員が今後の自国での活動に研修をどのように活かしていくかの短期および長期の具体的なアクションプランを示しました。続いて開催した閉講式では、11名の研修員にJICAより修了証が授与されました。