2023年12月20日に、石川県立看護大学 災害ボランティアサークル ふたばからの提案で、「風水害24体験会」を開催しました。
参加者数は、サークルメンバーのほか、1-2年生の参加もあり25名でした。本学での「風水害24体験会」の開催は、約2年半ぶりでした。
ゲームでは「持ち出し袋の必要性」「ハザードマップを事前に確認しておく」「避難時の車避難の是非」「周りも声掛け」「集まったら感染発生に注意」などの感想がありました。
<ゲームを通して新たに気が付いたこと 一部抜粋>
- ハザードマップを使って自分が住んでいる地域の最寄りの避難場所を理解しておくこと。
- ハザードマップで知るまで自分の地区が危ないと思っていなかったので、ハザードマップを確認しておこうと思った。
- ゲームでは、意外と客観的に判断できたとしても、実際にはここまで動かないと言うこと。家族を守りたくても、家族と事前の話し合いや準備がなければ家族全員で避難することも難しいと言うことが、ゲームを通してわかった。家族で災害が起こった時どうするか話すきっかけで会話をしてみようと思う。
- 避難所では感染症が流行ることに気付かされた。また、私たちの専用ミッションの若年夫婦に声をかけるというのがあったが、夫婦は安全地域にいたのでわざわざ自分の危険を犯して行かなくて良かったなと後から気づいた。
- 未救出の中には、一人暮らしの大学生や,高齢者がいたり、外国語話者がいたり、様々な方がいたので、それを知るためにも普段からの地域交流が必要だと思った。
- 未救出の中には、一人暮らしをしている人が多く、情報が得にくかったり、自分の置かれた状況を過信していたりしているということに気がついた(正常バイアス)。また、自宅療養中で医療的ケアが必要がある方や、本人と家族だけでは避難が難しいという特徴があると気づいた。
- 避難場所は大勢の人が集まるので、防災グッズだけでなく、感染対策もしっかり準備しておかない。
- 高い場所に避難したからと言って、土砂災害危険区域か確認が必要で、高台に逃げることだけが安全ではないと思った。
- 自然災害はいつ起こるか分からないので、いつどんな時でも的確に対応し行動できるようにしっかりイメージトレーニングなどして、防災グッズなどの準備もしたい。
ファシリテーター 寺井 梨恵子
参加顧問 武山雅志、室野奈緒子、寺井梨恵子
主催:災害ボランティアサークル ふたば
共催:地域ケア総合センター SDGs事業 寺井梨恵子、松本智里、瀬戸清華