9月24日(土)の北國新聞夕刊のコラム「舞台」に、真田学長の思いが綴られた「人は宝なり」が掲載されました。
紙面をそのまま掲載することはできませんので、文章を皆さまにご紹介いたします。
【人は宝なり】
4月、郷里の石川に18年ぶりに戻りました。
AIをはじめとする著しい科学技術の深化、感染症が猛威を振るう先の見えない世界、忍び寄る価値観や文化の分断。
このような時代の激変を人々はどのようにして乗り越えていくか?
前任地の東大では、そのような課題に取り組む毎日でした。
今、穏やかな、かほくの地で、看護学の教育現場にいる私としては、まず学生の不安と孤独感に寄り添うことが必須と考えています。
コロナ禍のせいで、今まで当たり前だった授業や実習ができていません。
世界に目を転ずると憎しみと争いに満ちています。
学生たちは未来を憂いて、戸惑い右往左往しています。
人は宝です。こんな時こそ学生を信頼し、協調していくことが必要です。
もちろん、彼、彼女らが、この危機を力強く克服するに違いないと私は確信しています。