第1回多職種とともに考えるがん患者の事例検討会を2023年6月6日(火)に開催しました。zoomを使ったオンライン開催であり、138名の方に参加していただきました。
第1回の事例検討会のテーマは「外来でがん薬物療法を受ける患者への治療期を支える訪問看護師の関わり」であり、訪問看護ナースソフィアにいかわのがん看護専門看護師の時山麻美さんに事例発表していただきました。
参加者からは、「訪問看護ステーションから病院の医師に指示を仰いだり、確認したりするのは時間帯や忙しさに気を遣ってしまってなかなか聞けない。もっとスムーズに連携する方法があればよいといつも考えている」「外来で働いていると、訪問看護師さんとどう連携をとればいいか悩む」「医師の立場からすれば、もっと聞いてきてほしい。また、訪問看護師さんも指示や経過を確認できるように必ず紙媒体に残すようにしている」といった意見が交わされました。
その後、時山さんから、「外来でがん薬物療法を受ける患者への訪問看護の実際」というテーマのミニレクチャーが行われました。
<参加者の感想>
?外来化学療法センターで働いているので、今回とても興味深く聞かせて頂きました。訪問看護師さんとは、カルテ上のやり取りや、患者さんを通してのやり取りになるので直接意見交換や情報共有できる場があればいいなと感じました。
?連携については重要事項でありながら、なかなか進まずうまくいきません。皆悩んでいる。何より、加算が付かないことには施設全体で推し進めることが非常に難しいです。そのなかでも、やはり大事だと再認識し、勇気をもらえました。ありがとうございました。
?病棟から退院後に訪問看護を導入していく上で、入退院を繰り返す患者さんの情報共有は是非、充実させていきたいと思っています。病棟からサマリーを送りそれっきりってことでは、その後の経過や自宅で生活する上で問題となったことはないかなど私達病棟看護師も気にかけています。
?薬剤師さんも参加して意見がきけるといいです。今回も病院と在宅の薬剤師の連携も必要と感じました。
第2回は、8月1日(火)17:45~ zoomによるオンライン開催を予定しております。
開催日の約2週間前に、詳しいテーマをHP上でお知らせいたします。皆様のご参加をお待ちしております。