出前講座「SDGs de 地方創生カードゲーム体験会」を金城大学で開催しました。

2022/05/25

 本学附属地域ケア総合センター事業 地域連携事業の1つである出張講座「SDGs de 地方創生カードゲーム体験会」を2022年5月13日に金城大学で開催しました。参加者は公衆衛生看護学専攻科の学生7名、教員3名、計10名でした。
 SDGs de 地方創生カードゲームは、「中山間地域にある小さなまちが、今後12年間でどうなっていくのか」をシミュレーションするゲームです。参加者は、「住民」または「行政職員」に分かれて、①それぞれの志を達成すること、②持続可能なまちを実現することを目的として、それぞれが考えてプロジェクトを実施しました。刻一刻と変化するまちの状況(人口、経済、環境、暮らし)を見ながら、また、止まらない人口減少に四苦八苦しながら、体験を通して多くの学びを得ました。

<感想の一部抜粋>
●最初は自分の役割やミッションに集中して、資金集めに奔走していた。徐々に事業を実行していくうちに、自分の実行した事業が経済の向上にはつながったが、暮らしには悪影響を及ぼしていたことに気が付いた。
●地域に対して自分の行動が悪影響を及ぼしていないか考えながら行動することの大切さを学ぶことができたので、今後、保健師として活動するときは、住民のニーズや希望を踏まえながら、それが住民や地域にとってプラスに働くのか、マイナスに働くのか考えて活動できるようにしたいと思った。
●私は行政職員をしたが、最初から自分の目標を達成することしか考えておらず、これが最終的なまちの状況に影響したと感じた。目先の目的だけではなく、最終目標や全体を見ながら行動することが大切だと思った。
●ゲームを通して、まちづくりを継続して行うためには、行政や住民側のみで行っても、バランスが取れないことがわかった。継続的にそれぞれの立場や機関が協力することの大切さを感じることができた。

 中学校や高等学校でも出前講座は開催可能です。次回は、6月に星稜高校で開催予定です。