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修了生からのメッセージ

本部 由梨(平成29年度 博士前期課程修了生)

私は本講座にて子育て支援について学ばせて頂きました。看護師資格取得後は医療機関にて成人を対象に看護を行ってきた私にとって、子育て中とはいえ小児看護学は知らないことも多く、日々学ぶことばかりでした。当たり前のように交わされるディスカッションの内容を受けとめることで精一杯で、そこに自分の考えや意見を述べることに至らず、自分の未熟さや不甲斐なさに腹立つことや虚しさを感じることもありました。また、子育て経験の中で子育て支援が行なわれている現状は知っていましたが、そこに至った世の中の流れや根拠となっていることまでの知識はなく、様々な歴史を経て現在の子育て支援が行なわれている現状を知ることが出来ました。そして講義を通して、子育て支援に関わる様々な職種の方々の熱い思いや情熱に触れる機会を得ることが出来ました。日常の中では直接お話できないような高名な専門家の方々から、少人数にて講義を頂くという貴重な機会を頂きました。これらの経験は私の人生の宝物のひとつとなっています。

大学院の共通科目では、看護学という学問について学ぶとともに、哲学や倫理学等看護に関わりのある学問や研究論について学ぶ機会を得ました。これらの講義はレポート作成と共にディスカッションが多く、自分の考えを持つ大切さやそれをまとめ?伝える技術を学ぶ機会となりました。これまでは「目の前の患者さんのためにどのようなことができるか、すべきなのか」という現実の中で働いてきたため、臨床から離れて理論や論文の中に身を置くということはとても新鮮な経験でした。また、様々な機関で経験を積んだ様々な年齢の院生同士で意見を交わし、思いを共有したり刺激を受けることが出来ました。

これまで看護研究の経験は少なくすべてが一からの私でしたが、指導教員の西村先生をはじめとする講座内外の先生方の温かいご指導のお陰で修了することができました。在学中は公私を含め嬉しいこと?悲しいこと等様々な出来事があり、何度も断念しそうになりましたが、家族も含め多くの人に支えて頂き修了できたことが、自信かつ今の私を形づくっていると感じています。

寺井 孝弘(平成29年度 博士後期課程修了生)

私は学部、博士前期(修士)課程、博士後期(博士)課程と長い期間、学ぶ機会を得ることができました。

私の修了までの道程も決して平坦なものではなく、様々なご指摘を受けることで自分の研究の価値を感じられなくなり、身体的にも白髪などの老化現象が加速度的に進み、痺れが出現する時もありました。

そのような状況の中でも、指導教授をはじめ諸先生方から激励を受け、研究に対する真摯な姿勢や信念に触れることで、その都度自分を奮起させて修了まで研究を進めていたように思います。大変であった日々も振り返ってみると『探究』の時間であり、貴重な経験であったことは間違いありません。

今後、今まで学んできたことを後進に伝えていくことも必要と考えますし、不足している学習を行うなどの更なる自己研鑽も行っていきたいと考えています。博士課程を修了したことで、新たなスタートラインに立ったと感じ、身が引き締まる思いがしています。

 

渡部 香名映(平成28年度 博士前期課程修了生)

 

大学院生活は辛く苦しい生活でした。研究を進めるうえで必要な論理的思考はこれまでの臨床経験とは全く違い、思うように研究が進まず、自分の力量のなさを痛感しました。心がポッキリ折れたこともありました。しかし、先生方の心のこもったご指導のおかげで無事に修了することができました。また、この経験からこれまで気付かなかった自分の強い一面、弱い一面も知ることができました。大学院での経験を人生の糧としていきたいと思います。

 

伊達岡 五月(平成20年度 博士前期課程修了生、平成27年度 博士後期課程修了生)

私は修士課程に引き続き博士課程も本講座にて子育て支援?虐待予防について学ばせていただきました。

当初、私自身は子育て支援の経験は無かったのですが、講義を通して多くの専門家の方々の話を聞く機会をいただき、また研修や事例検討会等を通して、実際に起きている様々な問題を体感し、学びを深めることができました。

さらに、西村先生を中心とした講座内の先生方が行っている子育て支援活動や研究に参加させていただき、その支援?研究チームに参加することで、研究の進め方や考え方等を肌で感じながら学ぶことができました。そのような研究活動を通して、地域の子育て支援者の方々と知り合う機会をいただき、その方々の実践活動を目の当たりにすることができました。この出会いは私にとって大きな財産となっています。

在学中は壁にぶつかり諦めそうになることもしばしばありましたが、西村先生を始めとした先生方の温かく熱心なご指導のお陰で修了することができました。このような素晴らしい学びの日々が、今の私の前へ進んでいく力となっています。

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